睡眠時無呼吸症候群の検査を始ました
不眠の原因として、必ず考えなくてはいけない病態が「睡眠時無呼吸症候群」です。
「いびきがひどい」「夜、頻繁に目が覚める」「朝、頭が痛い」「日中、ついつい居眠りをしてしまう」などの症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。簡単な検査ですので、是非ともご相談ください。
あなたは今、どれくらい眠気を自覚していますか?
以下の8つの質問に対して「眠気の状況」を参考に、すべての項目にチェックを入れていき、その数字の合計を確認してください。
あなたの眠気の状態がチェックできます。
あなたは何点ありましたか?
13点以上あると、眠気の自覚症状があるといわれています。
点数が高ければ高い程、眠気の自覚が強く、何かしらの睡眠障害の疑いが高くなります。
ただし、眠気の感じ方は人それぞれです。この簡易検査だけで判断せずに、その他の症状などにより睡眠時無呼吸症候群 SAS(サス)の疑いがある場合は当院にご相談ください。
診察の流れ
- 診察日予約
お電話にてご予約ください。
045-323-3870 9時~19時
(日曜、祝日は休診)
- ご来院
問診・日中の眠気の調査のため、受診していただきます。
- 簡易検査
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、
簡易検査(自宅)
※簡易検査は痛みの伴わない検査です。
呼吸の状態や血中の酸素の状態などを測定し、睡眠呼吸障害の程度(AHI)を求めることができます。
ご自宅で検査後、結果説明を聞くために受診してください。
AHIが40以上で眠気など睡眠時無呼吸症候群の症状が明らかな場合、CPAP療法の対象となります。
AHIが40未満であれば、医師の判断で1泊2日の精密検査(PSG検査)ができる医療機関をご紹介します。
- 入院検査
※当院では設備がないためできません。
簡易検査の結果、AHIが40未満の場合は、
ポリソムノグラフィー(PSG検査)(1泊または2泊入院)
様々なセンサーを取り付け、実際睡眠の質(眠りの深さや分断の状態)の評価をします。
また、睡眠中の行動異常、不整脈などの評価も行い、他の睡眠障害、合併症の有無について診断します。
※当院では設備がないためできません。
医師の判断で精密検査(PSG検査)ができる医療機関をご紹介します。
- 治療
HIが40以上で眠気など睡眠時無呼吸症候群の症状が明らかな場合、
①CPAP治療
ご自宅でお休みの際にCPAP装置を使います。CPAP装置からホース、マスクを介して、処方された空気を気道へ送り、常に圧力をかけて空気の通り道が塞がれないようにします。
CPAP治療を適切に行うことで、睡眠中の無呼吸やいびきが減少します。治療を続けることによって、眠気がなくなる、夜間のトイレの回数が減るといった睡眠時無呼吸症候群の症状の改善が期待されます。
②生活習慣の改善 減量、体位・横向きに寝る、減酒
- お会計
費用は健康保険証が使えます。
窓口での自己負担割合が3割負担の方は、
始めてご来院され睡眠時無呼吸簡易検査希望の方
初診受診 → 自宅で検査 → (当院で結果を分析) → 後日結果説明及び治療方針の診察受診
上記一連の流れで3割負担の方は窓口で約4,000円かかります。
C-PAPによる治療が必要な方
毎月1回受診が必要です。窓口で毎月約5,000円ほどかかります。
(上記はいびき治療をしている間は最低掛かる費用です。その他必要に応じて検査や
投薬があれば全国統一の保険診療の計算ルールに則って別途料金が加算されます。)