大腸内視鏡検査（大腸カメラ）検査の流れ

土曜日は予約が混み合うことが多いため、可能であれば、平日の受診をおすすめいたします。
1年のうちでも3月から5月がお待たせする時間が比較的短いかと思います。
 

1. 事前診療
   大腸内視鏡は、検査前に必ず診察させていただきます。
   

    
   ここで施行者（院長）から、検査の流れや合併症などについて説明を受けていただき、検査日を決めます。
   検査食※1と下剤（シンラック）をお渡しします。
   また、自宅で当日の前処置薬を飲まれる場合は、併せてお渡しします。

2. 検査前日
   

    
   ①昼より検査食を召し上がっていただきます。
   　水分は制限ありませんが、原則として検査食以外は前日は摂らないでください。
   ②検査前夜
   　眠前にコップ1杯の水と一緒に下剤1本を飲んでください。

3. 検査当日
   （1）家庭で前処置薬を飲まれる場合
   　7時からお渡しした前処置薬※2モビプレップを指示に従ってお飲みください。
   　飲み終わったら排便状況を確認し、電話で報告をお願いします。
   　また、当方からも逐次確認の電話を入れさせていただく場合もあります。
   （2）院内で前処置薬を飲まれる場合
   　9時に来院していただき、院内で前処置薬モビプレップを指示に従い飲んでいただきます。
   　スタッフが逐次排便状況を確認します。
4. 検査事前
   排便状態がほぼ透明な水のみになりましたら、検査着に着替えていただきます。
5. 点滴
   検査前に点滴をとらせていただきます。その後、麻酔の注射をしてから検査を始めます。
6. 大腸内視鏡（大腸カメラ）検査
   

    
   大腸は、長さや癒着の具合などの個人差が大きいので、検査中、時によってはおなかを圧迫したり、体位を変換（あおむけなど）していただく場合があります。
   スタッフが介助しますので、ご協力をお願いします。

7. 検査後
   

    
   検査終了後、1時間弱程度、リカバリールームでお休みになっていただきます。

8. 結果説明
   麻酔の拮抗剤を点滴に追加します。
9. 検査終了後
   スタッフがご案内しますので、診察室で検査結果を説明します。

 
※1　検査食について
すべての検査食を院長が試食し、その中で最も美味しいと思ったものを選びました。
勤務医時代、当直時の食事よりも美味しいと思います。
 

 
※2　前処置薬について
ニフレック（またはムーベン）という腸管洗浄薬を使用している施設が圧倒的に多いのですが、この薬を2リットル飲むのはとてもシンドイです。
「楽にできる検査」にこだわり、当院ではモビプレップを使用しております。