遅ればせながらあけましておめでとうございます。
昨年6月、私(院長)はひっそりと還暦を迎えました。
佐藤内科診療所は、私の生まれる少し前に彼の地(桐畑)で開院と聞いています。
佐藤内科診療所も昨年還暦を迎えたわけです。
60歳は男女ともに厄年だそうです。
つまり私も診療所も、昨年は厄年だったわけです。
一昨年からのコロナ禍は、生活を一変させました。
診療所にとっても影響は甚大で、まさしく昨年は厄年と実感させられました。
今年は後厄となりますが、厄明け後はより一層の躍進をすべく、過去を振り返りつつ前を向いて準備を重ねてまいりたいと思います。
その一環として、新年より60年の診療所の歴史を振り返る「My 沿革」をスタートすることにしました。
診療所の歴史は、同時に自分自身の人生を振り返ることにもなります。
これから不定期にアップしてまいります。
どうか本年もよろしくお願いいたします。
ナンバーワンでもオンリーワンでも、ロンリーワンでもない、私の中のワンチーム
実は、恥ずかしながら私(院長)も学生時代はへっぽこながらラグビー部に所属していました。非力で身体も大きくない私は、「スクールウォーズ」のイソップみたいな部員でしたけど、それでも不器用でカッコ悪くても最後まで走り負けないということだけは頑張ったつもりです。2019年のラグビーワールドカップ成功は、我が事のように嬉しかったです。
さて、2019年の流行語大賞となった「ワンチーム」。この言葉に対して、私も思うことがあります。
私が診療所を継承した当初は無我夢中で、患者さんにとって「ナンバーワン」にはなれなくとも「オンリーワン」の存在にならなければと思っていましたが、自分の中で本当にこの患者さんにとって、自分が診続けることがベストなのだろうか?と常に葛藤がありました。
けれども、医師会などで近隣の先生方と交流を深めるにつれて、この地域には素晴らしい先生方が沢山いらっしゃるということが徐々にわかってきました。
そうだ、自分が診られなければ、その分野の得意な先生に繋げればよい
そう気がつきました。
今、私の中には
「この疾患ならば○○先生」「これは××先生にお任せしよう」
というトリアージができています。言わば、私の中にはワンチームが出来上がっています。
私ができる限り地域の勉強会には顔を出しているのは、単に知識を増やすと言うことだけではなく、連携を深めて私の中のワンチームを強化するためなのです。
勿論、私自身も他の先生にとってのワンチームに加えていただけるように精進しなければいけないのは言うまでもありません。
「ナンバーワン」でも「オンリーワン」でも、そして「ロンリーワン」でもない。
私の中の「ワンチーム」
地域の診療所として、このワンチームをいらした患者さんたちに還元していきたいと思います。
「目の前の患者さんのベストパートナー」であること。
質の高い診療をご提供するのは当然ですが、どうしたらその患者さんの辛さを軽減することができるか? を第一に考えます。
そのためには、他の診療機関をご紹介することを全く厭いません。セカンドオピニオンなどのご要望があれば、遠慮なくお申し出ください。
また、話を切り出しやすい雰囲気を作るため、あくまで「普段着の診療」をモットーにしております。ジーパン、サンダル、つっかけの普段着でどうかお気軽に 来院されてください。
話しやすい雰囲気を作るために、私自身もいつも普段着で診療させていただいております。
院長のつぶやきもご参照ください。
平成元年 | 東邦大学医学部卒業 |
平成4年 | 東京慈恵会大学病院第一内科(現消化器・肝臓内科)入局 |
平成15年 | 東京慈恵会医科大学内視鏡科へ移籍、診療医長を任命さる |
平成19年 | 生まれ育った神奈川区の地域医療に貢献したいと、済生会神奈川県病院内視鏡センター長に就任。東京慈恵会医科大学内視鏡科非常勤診療医長併任 |
平成22年 | 三代目として佐藤内科診療所副院長に就任 |
平成25年 | 医療法人社団桐藤会 佐藤内科診療所院長に就任 |
他にも大学病院時代、精神神経科や病理学教室での研修歴あり。
信愛クリニック(鎌倉市)にて、数百例の心療内科の治療経験を積みました。
資格: 医学博士、日本医師会認定産業医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医
所属学会: 日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本内科学会、日本消化管学会、日本食道学会、日本心療内科学会
ある患者さんから年末にプレゼントをいただきました。この世に105匹しかいない「幸せを運ぶスヌーピー」で、「必ず幸せになります」とのことです。
当院を訪れていただいたすべての方々に幸せを運んでくれるように、院内に置くこととしました。見つけたら、どうか可愛がってあげてください。名前は、「ラッキー」です。
佐藤先生は、いつも穏やかで優しく、話もよく聴いてくれる医師です。
私は佐藤先生ともう4年も一緒に仕事をしてきましたが、佐藤先生の心療内科医としての確かな診断力にはいつも敬服しています。患者様の状態をよく診て、どんな状態なのかを正確にとらえた上で、適切な対応をしてくれます。
適切な対応って何でしょう?
それは患者様に合った方針やお薬を選ぶ力がある、ということです。
心療内科ですから、内科医としてもウデが良くないとなりません。佐藤先生はその点でも、特に胃・腸・肝臓・胆嚢を専門としながら、内科全般をしっかりと診つつ、必要なときは専門施設にすぐに適切な紹介もしてくれます。身体と心を同時進行で上手に診てゆくことができる先生なのです。
信愛クリニック 井出院長毎日120名以上の内科と心療内科の患者様が御来院される信愛クリニックをお手伝いいただくことを通じて、佐藤泰弘先生の確かな腕前は実証されてきました。どうぞ安心して、佐藤先生にご相談なさってみてください。きっと納得、安心してくださると思います。
信愛クリニック 理事長 井出広幸